『ラム』『ウォッカ』『テキーラ』と並んで世界4大スピリッツの1つでもあり、定番カクテルとして有名な『マティーニ』や『ジントニック』を作るために必要になるお酒。それが【ジン】です。
何も知らずとも飲むのは美味しいですが、やはりジンの製法や成り立ちを知ると更にジンが楽しく美味しく飲めるはずです❗️
今回はその【ジン】について解説していきたいと思います❗️
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ジンとは・・・?
ジンは穀類を主原料としたアルコールにジュニパーベリーをはじめとした様々なボタニカルによって香り付けされた蒸留酒(スピリッツ)の1つです。
醸造酒からアルコール分だけを摘出したアルコール度数高いもの。というイメージでOKです🙆♂️
ジュニパーベリー(セイヨウネズ)を使うことが条件ですが、その他の素材は条件はなく銘柄、蒸留所により個性的な味わいを出します❗️
一般的に使われている素材はレモンピール、シナモン、コリアンダーシード、カルダモンシードなどなど‼️銘柄により1種類〜12.3種類ほど使われています❗️
ちなみにジュニパーベリーのみで作られているジンがショリゲル。反対にモンキー47というジンはその名の通り47種類ものボタニカルが使用されています❗️
クラフトジン
しかし特に昨今話題のクラフトジン。普通のジンと何が違うの...⁉️
クラフトジンは比較的小規模な蒸留所で作られています。
そして先述しましたが、ジュニパーベリーを使うこと以外は素材は自由なのです。
一般的に使われているボタニカルの他にその地域特有の素材を使っていることで通常のジンよりも個性的なものとなっています❗️
銘柄によって好みが結構分かれやすいかなぁと思います(^-^)
有名なクラフトジンといえば六ジン、ヘンドリックスジン、サイレントプールなどが挙げられるでしょうか❗️
通常のジンもクラフトジンにも言えることですがジュニパーベリー以外のボタニカルは何を使ってもいいので、蒸留所や銘柄により個性が出るのがジンの最大の特徴と言えるでしょう❗️
・ジュニパーベリー使用が必須
・それ以外のボタニカルは制限無し
・クラフトジンは地域特有のボタニカルを使用❗️
蒸留方法は2種類
ジンの蒸留方法については浸漬法とバスケット法とがあります。蒸留方法により味わいも変わってくるので
・浸漬法
蒸留器の内部にボタニカルをいれてスピリッツで数日間漬け込み香り付けする方法。
後述のバスケット法より力強くしっかりとしたジンが出来る。
例・ビーフィーター、ヘンドリックスなど
・バスケット法(ヴェイパー・インフュージョン製法)
蒸留器上部に取り付けたバスケットと呼ばれる箱の中にボタニカルをいれ、ベーススピリッツの蒸気がボタニカルを通過させることにより香り付けする方法。
味わいは浸漬法の反対で華やか、軽やかなジンができる。
例・ボンベイサファイアなど
ジンの種類
ドライ・ジン(ロンドン・ドライ・ジン)
ロンドン・ドライ・ジンなどと呼ばれてはいますが、ロンドンで作らなければいけない。という訳ではないですよ!イギリスが主な産地ではありますが・・・
現在ではもっとも主流なジンでよくカクテルに使われるのがこのドライジンになります!
辛口ではあるものの、素材(ジュニパーベリーを始めとするボタニカル)の爽快感をしっかり味わえるジンになります。
オールド・トム・ジン
上記のドライジンと製法は同じ。
連続式蒸留機で蒸留したドライジンに2%程度の砂糖やサトウキビを使って作られたジン。
通常の辛口のドライジンに比べ甘口で作られていてまろやかな味わい。
ジュネバ
ドライ・ジンやオールド・トム・ジンの連続式蒸留機で蒸留するわけではなく、単式蒸留器が使われているのが特徴。
素材の味わいは甘く香りもストレートに感じることができるジンになってます。
シュタインヘーガー
ドイツ生まれのジン。
単式蒸留器で蒸留されていて最大の特徴は生のジュニパーベリーを使っていること。
ジュニパーベリーをダイレクトに感じることの出来るジンになっています。
4大スピリッツでも人気なジンはもっとも自由なお酒❗️
日本では焼酎、日本酒がやはり人気者です。
しかしサントリーの翠ジンや六ジンといったクラフトジンの人気も高まり、最近は日本でもジンという存在が知られてきたように感じます☺️
ジンのレシピは無限大で蒸留所や銘柄によって本当に様々な味わいを感じることができます❗️
ストレートやロックはもちろん、カクテルとしてもジンはよく使われています。
自由な素材を使ったジンの魅力を知った上でもっと美味しくジンを楽しめていけたらいいなと思います☺️